コミュニケーションで人間関係を円滑にして成果を上げよう

ToDoリストを作る

仕事ができる人ほど、仕事の過程やゴールをきちんとイメージしてタスク管理を行っています。まずはゴールから逆算してToDoリストを作ってみましょう。どんな風に仕事をこなしていきたいのかを考えながら必要なことをリストに書き込みます。それからスケジュールを組み立てていくわけですが、今週や今月、三か月、半年といったように近い日程は具体的なイメージを書き、来年や五年後、十年後といった未来のことは抽象的に大まかに書いていきます。
ゴールから逆算して書いていくことで、納期はもちろん、会議や資料作成なども前もって把握しそれに合わせて動くことができるため時間が足りなくなり焦ることもありません。
こちらの書籍でも仕事を効率化し成果を上げる方法として、ToDoリストでのタスク管理を推奨しています。

本の中には誰がいつどのように仕事をしても同じ結果が出せるように、仕事を仕組化することで最大の成果を出すことができるノウハウが紹介されています。

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

資料作成を極める

自分が使うものに限らず、「どういう風に使うのか？」「これを使ってどう仕事をするのか？」などを考えながら資料を作成しましょう。実際に資料を使うわけではなくとも、「もし自分だったら」と自分に置き換えてシミュレーションすることで一歩先に進んだ考えをすることができるようになります。

コミュニケーションは必要不可欠

仕事の成果を出すためには周囲の人とのコミュニケーションが重要となってきますが、これを分かりやすく説明しているのがマサチューセッツ工科大学の教授が唱えている「成功を循環させるしくみ」です。これは一つの良いことがグルグルと回り、より質の高いものへと導くやり方です。
まずは自分と同僚や上司、部下、取引先相手といった他者との関係を良くし「関係の質」を高めます。関係の質を高めるとお互いに相手を尊重するようになり、何か問題が起こっても一人ではなく複数人で解決することができます。複数人で解決することにより「思考の質」が高くなるため、一人では導き出せなかったようなアイディアを出すことができるようになりますが、このアイディアは自分たちで導き出したものなので実行に移すにしてもそれほど大変なことではありません。自分自身のためでなく一緒に行動するメンバーのために積極的に行動するようになるため「行動の質」も当然高くなります。
このように、「関係の質」「思考の質」「行動の質」が高まると、当然より良い結果を得ることができその成果をメンバー分かち合うことができます。その成果はこれまで以上にメンバー同士の信頼を深めることにつながり、「関係の質」もさらに高まっていくのです。
しかしながら、成果という結果だけを求めてしまうと他者とのコミュニケーションもままならず意見も積極的に交わされることがないため、ただ指示された内容をこなすだけになってしまいます。そうなると当然、「行動の質」も低下し、「結果の質」の低下にもつながります。
「関係の質」を高めるためにはコミュニケーションは欠かすことができません。何気ない世間話でもいいので、まずは周りの人と会話を交わしてコミュニケーションを取るようにしましょう。

周囲からアドバイスをもらう

ビジネスマンにとって自分のやり方にだけ固執していては成長することはできません。時には周囲からアドバイスをもらって改善することも必要です。このとき、過去の反省を振り返るアドバイスをもらうのではなく未来を変えるためにアドバイスをもらう、と考えるといいでしょう。
まずは信頼できる人に、「未来の自分は今の自分のどんなところを改善しているのか」「どうしてそこを変えようと思ったのか」を聞いてみてください。中にはこれは違うかも？と思うようなものも含まれているかもしれませんが、後でじっくり検討して取捨選択すればいいのですべてのアドバイスはきちんと聞いておきましょう。